先日、学生の頃の友人の集まりがあって、それぞれの近況報告をし合う時間がありました。
女6人。
昔話の懐かしい話から、仕事場や子供の学校で起こる様々な話など、話は尽きません。
こういった催しは段々と機会が減ってしまい、ほとんどの人が子育て中の今、なかなか全員が揃うことがかなわなくなってしまいました。
今回、久々の開催だったわけですが、この機会からいろんなことを考えさせられました。
アラフォー既婚者に自由などない、という現実
まず、大学の頃の女子6人。
全員が既婚者です。
まず、6人中、4人しか来れないという事実。
1人が子供の受験のため、1人が親の入院のため。
1年に一回の、ほんの半日の時間が取れないという事実です。
ここで思うことが、学生の頃は「自分だけ」だった時間の使い方が、自分の時間=自分以外のため、になっているということです。
決して悪いと言っているわけではないのですが、ほんの数時間の時間をも犠牲にしなければならないアラフォー既婚者の実態があるわけです。
育児の他に介護もちらほらしている、という現実ですね。
次に、参加した4人に2人が子供を連れてこなければならない事実、です。
開催は土曜日。
ずっと前から日にちを決めていました。
そんな中、半数が旦那や家族に子供を預けられない、のです。
理由は様々あるでしょう。
保育園の問題もあります。
でも、何度も言いますが、1年に一回、日付をずっと前から決めていても、数時間も1人で時間を過ごすことが許されないってことです。
どんだけハードルが高いのでしょうか。
夫は何やってるんだ!とちょっぴり怒りさえ感じるわけ。
本来、この回は「いつも家事育児、大変だからたまには息抜きをして、美味しいものでも食べましょうよ」という会でした。
それが、それさえも、できない現実がそこにはありました・・。
旦那さんも「たまにの楽しみだから、自分が仕事休むよ」くらい言ってもいいような気がするのです。
産まない決断をした友人の話
学生仲間の6人中5人は子供ができました。
1人は「子供はいらない」方針でいます。
理由は、家事育児したくないから、だそうです。
その子の旦那様は子供を望んでいるそうですが、断固して拒否しているのだとか。
そんな話をすると、決まってみんなが「子供はかわいいよー」「親も孫の顔見たがるんじゃないのー?」「老後さみしくなるよー」なんて寄ってたかって言い出します。
私は・・産まないという決断をした友人を尊敬します。
いいじゃないですか!ブラボーですよ。
少子化?はぁ、別にいいじゃないですか?
国のためだけに生きているわけではないし、望んでいない子を無理やり作ることが少子化対策に貢献しているとは言えないでしょう。
私は子供を望みました。
「子供を産めるのは女だけの特権。だから経験してみたい。」という思いと、単純に結婚したら出産、という流れが当たり前だということから“乗り遅れないように”というような世間体もあったと思います。
でも、今思うんです。
世間や周りのための人生の選択をしてしまっていなかったか、と。
勿論、子供はカワイイです。本当にかわいいです。
でも、子供を産むと想像以上にお母さんが大変な思いを長い期間強いられる、という現実も思い知りました。
出産時の命がけの痛さ、寝れないつらさ、自分の時間をささげる辛さ。
お母さんの道を選んだ人は、一生お母さん、なんですよね。
たとえ離婚したとして、未婚になったとしても、一生お母さんは消えないし、母親として責任を問われ続けるのでしょう。
子供がいる人生は、今まで知らなかった多くのことを与えてくれて、幸せの数が増えるとは思いますが、子供がいなくたって、旦那様との時間や自由な時間の使い方や旅行など有意義な人生を送れるはずなんです。
だから、私は「子供を産まない決断」をした友人をとてもうらやましく思います。
周りに何を言われても、自分らしく自分らしい人生を歩いてもらいたい!と心から思っています。