SOHOママの産後の仕事の現状

仕事する手 仕事
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トメコはSOHOでウェブデザイナーをしていました。

結婚するずっと前から現在まで約10年。

いつ親の介護が必要になるかもしれない、いつでも自分で稼げるようにしておかなければならない・・という思いから、究極の自立をめざし、家の中で仕事をし、1人暮らしをしていました。

結婚、妊娠をしても、家の中で1人、パソコンに向かう日々は変わりませんでした。

有難いことに、子供を産むまでは特に営業をしなくても依頼があり、大儲けというわけではないにせよ、コンスタントに仕事をいただき、生活をしていけていましたので、産後もこの調子で続けていけるんだろうと高をくくっていました。

でも、現状はそう甘くはありませんでした。

ここに、現実を正直に知っていただくべく、トメコに起こったことを書きます。

1.産休は3か月ほど。産休宣言をして育児に専念した

息子は予定日よりも1か月半ほど早く生まれました。

その時もバリバリ仕事をしていたので、急の出産や入院は仕事にダメージを与えました。

緊急入院の際も、ベットの中にもぐってスマホを片手に友人に「助けてくれ!」とメールをし、私に変わって仕事を受けてもらいました。

こういった反省から、仕事先には産休宣言をし、収入はなくなりますが育児に専念しました。

2.締切のある仕事を断るようになった。

独身の頃は、自分が寝なくても、徹夜をしても、無理がききました。

したがって、私に来るお仕事は割と一般的には難しいものも多く引き受けていました。

納入まで時間が短かったり、行うならすぐに終わってしまうようなちょっとした仕事なども請け負っていました。

でも、産後はそうはいきませんでした。

自分のペースはまるでなく、自分の時間なんてありませんから、いつ時間が作れるか読めなくなってしまったのです。

特に締切がタイトなものは、できなくなりました。

子供はよく熱を出します。病院に連れて行ったり、一日中付き添ったり。

予期しないことばかりですから、予定が効かなくなりました

それでも、ガッツのある方なら、夜に仕事に励むこともできる人もいらっしゃるかもしれません。

でも、トメコの場合、子供を寝かしつける間、自分も一緒に寝てしまうのです。

子供を寝かしつけてから仕事、というような体力も気力も残っていませんでした。

よって、以前よりも作業時間に時間がかかってしまうようになったのと、締切に間に合わせるように時間が作れなくなり、締切が守れないと先方様にも迷惑がかかるので、特に締切がタイトなものは断るようになりました。

3.産後の体の不調により、長時間パソコンに向かうのが難しくなった

特に産後は1か月くらいは目を使わない方がいい、と言いますね。

トメコの場合は、そんなことを言っていられない仕事だったので、常にメールをチェックしたり、HTMLコードを見たりしていました。

3か月間は産休と宣言したものの、やはりメールチェックくらいはしなけらばならず、夜な夜なパソコンに向かったりしていました。

その結果、目が悪くなったし、耳鳴りがするようになりました

今思えば、産後はしっかり休まなくちゃいけないんです。

自分でも休んでいると思っていましたが、今思えば、子供に授乳しながらメールの返信をしたり、ちょっとした仕事をしたりしていました。

その後もたまに耳鳴りはします。

その結果、産後だいぶ経った後でも、長時間パソコンに向かうのがしんどい体になってしまいました。

4.仕事スイッチがどうしても入らなくなってしまった

収入が激減しますから、仕事はしないといけません。

それは重々わかっているのに、どうも仕事に集中できなくなりました。

お母さんと仕事人間、この2つの顔を使い分けることが難しくなりました。

SOHOなので自宅で仕事をしています。

結果、通常だったら仕事をしなければならない時間帯に洗濯をしたり、掃除を始めたり・・と家事を始めてしまったり、子供の写真を眺めてしまったり。

気が付くと夕方になっていて、仕事は中途半端になってできないまま終わってしまうのです。

自分なりに原因を考えた結果、「仕事スイッチ」が入ってないことに気が付きました。

限られた時間ですから、有効に使わなくちゃいけないのに、どうしても自分の仕事スイッチが入らない。

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こんなことを続けた2年間、どうなったと思う?

その間にお断りしたお仕事は二度と発注してくれなくなりました

ウェブデザイナーなんて山ほどいて、私じゃなくても良かったんです。

それまで何年も一緒にお仕事をしていた方でさえ、多分遠慮もあったのだと思いますが、あっさり離れて行きました。

したがって収入が激減しました。

正直言うと、独立して仕事していても、出産妊娠期間で貯金はゼロになりました。

独立開業者は育休制度がありませんし、その間は無収入になります。

会社はお金を出してくれませんし、社会も助けてはくれません。

なので、育休で仕事を休みながら少しでもお給料が出る環境がめちゃくちゃ羨ましかったです。

この時ばかりは、独立していなかったらよかったのかもしれない・・と思いました。

どちらにしてもトメコが甘かったのだと思います

子供を産んでもバリバリ仕事ができると思っていた。

子供はこんなに熱を出したり、具合が悪くなると思っていなかった。

家事・育児がこんなに大変で、こんなにお母さんの心身にダメージが来るなんて思ってなかった。

自分の体力がこんなに衰えるとは思ってなかった。

SOHOママに求められること

トメコは独立したことに後悔はありません。

初めての出産、子育てで、反省点も多々ありますが、やはり自分の時間の使い方を自分で決められる、というのは大きな利点があるのと思います。

ただ、自立しているだけに、自分が立てなくなったら終わりなんですね。

その辺の覚悟や自覚が足りなかったな、って思っています。

理想と現実と色々ありますが、SOHOママは以下が求められることかなって思います。

  • 仕事をするときは仕事に集中!家事はやらなくてもOK
  • 子供の具合はいつ悪くなるか予想がつかない!余裕をもった仕事内容を
  • 仕事時間がすごく少なくなりますから、家族やパートナーに協力を求めましょう
  • 産後は絶対休む!そのために出産前はある程度、貯金をしておきましょう

このところ、少しずつ仕事スイッチの押し方が分かってきたし、子供の可愛い顔を見ていると、収入を減らしている場合ではありません。

泣きながら保育園に行っている息子の後ろ姿を思い出すと、情けなくて泣きながら仕事をしているときもあります。

これから、これから。

がんばって仕事人間に戻って、お金を稼がなくちゃ!

がんばろうね、ママさんたち!

・・・で、二人目・・どうしよ^^;

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