以前の記事で触れた「一日保育士体験」、行ってきました。
強制参加だ!とかってぶーたれてたアレです。
結論から言うと・・・
保育士さんって・・・たいっへんなお仕事だなぁ、と。
「一日保育士体験」は、初めて参加したのですが、参観とは違い、自分の子供の園での様子を見ながら、保育士の仕事を体験&先生と懇談会、という流れです。
したがって、保育士さんの仕事をあれこれ振られるわけです。
親が一緒にいる、という状況に息子ちゃんの反応は?
まず、息子ちゃんと一緒に登園して、いつもは帰る母親がずっと教室にいる、という状態で、息子ちゃんは甘えてくるんじゃないか、という心配がありましたが、全然大丈夫でした。
私が一緒に教室にいるのを不思議そうな顔をして、遠くから見ていました。
「おまえ・・なんでそこにいるん?」的な。
そんな息子ちゃんをよそ見に、同じクラスの女の子ちゃんたちと遊んでいたのですが、これが結構疲れる^^;
おままごとをしたり、体育室へ移動して音楽に合わせて思いっきり体を動かしたり、みんなでトレイタイムだったり・・・。
少しして息子ちゃんも慣れてきたようで、たまには私のところに近づいて来たりはしていましたが、甘えたり、抱っこ、の様子は見せませんでした。
驚いだことは、家では私がやってあげていたことを息子ちゃんが一人でできている、ということです。
てっきり出来ないと思って、手を貸していたのですが、
- 手洗い
- 着替え
- 食事
- おむつを脱ぐ
- お片付け
など、1人でできるんですね。
あー、知らなかった。1人でやってもらえばよかった^^;。
先生の「○○してね」という指示にしっかり答え、てきぱきと動いている息子ちゃん。
もちろん、他の園児もちゃんと出来るんです。思ったより、子供は成長していて、自立した生活を送っているのだと実感。
昼食も1人でもくもくと食べ、途中で遊んだりする様子はなく(家ではすぐ遊び出す)、それが終わったら用意してある自分のお布団へ一人で向かい、ゴロンと横になる。
毎日のことなので、慣れているのでしょうが、家ではお昼寝の寝かしつけも上手くいかないのに、このスムーズな流れにビックリです。
ショックな場面を目撃することも・・・
ただ、ショックな場面も目撃しました。
「○○くん(←息子ちゃんの名前)ダメよぉお」と先生の声が聞こえたので、見ると
息子ちゃんがバシバシとお友達の頭をたたいてるっ・・・
まさか・・まさか・・・。
どうやら、おもちゃの取り合いをしたようなのだけれど、手を緩めることなくたたき続ける息子の姿。
「おいっこら!てめぇーなにやってるんだよ!」と言いたい気持ちを抑え、そこは先生にお任せしましたが、息子が怒られている様子は直視できず(涙
後で先生に「うちの子・・叩いてましたよね・・・」と確認。
結構、手が出るらしい。・・やっぱり・・。
まだ、うまくしゃべれないので手が出るみたいですが、あんなふうに攻撃をしているのだと思うと、やられるよりやる方が切ない気分になりますね。
保育士さんはハード!子供が好きなだけじゃ勤まらない
何より感服したのが、保育士さんという仕事のハードさです。
どこかで保育士さんはカワイイ子供たちに囲まれて、先生同士ワイワイとホンワカと時間を過ごされているのだと思っていました。
特に保育園の保育士さんは。
なので、「保育士不足」のニュースもなんで?って思ってたんです。
でも!違う。全然違う。超ハード。休む暇なし。
そもそも、自分ひとりの子供と一緒に過ごしているときだって、トイレに行けないし、休憩はないし、心身ともに疲れます。
それを複数人、他人の子供の面倒を見ている保育士さんは想像以上にハードでした。
自分の子だったらキツく言おうが、手が出ようが、いいでしょうが、他人の子供には手は出せないし、でもしつけしなくちゃいけないし。
決められた時間の中で「はい、こっちやるよ~」「はい、次はこっちだよ~」とてきぱき仕事をこなす保育士さん。
私も、一日保育士体験の時間中、子供が昼寝の時間だったりする際に、床掃除や机掃除、帽子の伸びたゴムの修理、チラシでゴミ袋を作る・・と仕事を振られましたが、本当に休む時間がなく、午前中だけでグッタリでした。
これを毎日やってるんでしょ?本当に頭が下がります。
懇親会のときに、「先生は子供が好きできっと保育士さんになられたんでしょう?」とお聞きしたら「そうですが、それだけでは勤まりませんね。子供の成長を見る楽しさがあるので続けていますが」とのこと。ほんとそう。子供好き~!だけでは難しいですよね。
気持ちが乗らないときや個人的に沈んでいるとき、バイオリズムや体調、はたまた恐らくあるであろう女の職場特有のドロドロしたやつ。
そういうこともあるだろうに、子供のテンションには付き合わないといけないし、体力も気力も使うし、ほんっと大変なお仕事です。
恐らく、「一日保育士体験」はお母さんが参加されることが多いと思いますが、これはお父さんこそ参加すべき!と思うんです。
きっと、おむつ替えとか他の子の様子も見えてしまうので、男性が参加されることに懸念材料もあるのかもしれませんが、子育ての大変さを身を持って体験して欲しいです。
きっと多くのお父さんはギブアップでしょうね。
それにしても、保育士さん、ほんっとうにお疲れ様です。
ほんわかした仕事なんて思っていて、本当にすいませんでした。
お給料はいくらもらっているか分かりませんが、たくさんのお給料をもらっていい大切なお仕事だと感じました。
ありがとう、保育士さん!